2020年1月20日月曜日

「今の自分にできることは全部やりきった」

彼の1年がそうであってほしい。
 
 
 
とある少年
 
彼は3年前、前の塾を新規開校した時に小6生で入塾をしてきた。
 
当時は分数もできない少年だった。
 
計算ドリルを片手に「先生、分数がわからないので教えてください」と言いに来たことを今でも鮮明に覚えている。
 
中学生になり、1学期の中間テストでは英語100点など、順調なスタートに思えたが、彼はそこで「これぐらいの勉強で100点取れるんだ」と余裕を見てしまった。
 
そこからは右肩下がりに成績が落ち中2の冬が一番、点数も彼のモチベーションも落ち込んだ時期だったであろう。
 
保護者様も父母2名で多い時は週に何回も「どうしたものか」と面談に来られていた。
 
そんな冬のある日、授業中にLINEをしている彼を叱った出来事を境に彼は変わった。
 
彼は自ら保護者様に携帯を預け、今まで中途半端にやったり、やらなかったりしていたテキストを中1の最初からやり始めた。
 
中3の春からは、今まで秋に渡していた高校入試用テキストをやり始め、夏休みの夏期講習中にはそのテキストを少なくとも3周は終わらせていた。
 
だが、詰めの甘い彼は頑張っているどこかで、ほんの少し「こんだけやったから大丈夫」と余裕があったと思う。
 
それを思わせるのがテスト直後に聞く予想点数と実際の点数の差が大きいことだった。
 
高校の進路についても沢山悩んだだろう。
 
自分の思いと周りからの意見が噛み合わず「なんでわかってくれない」とイライラした時期もあったであろう。
 
ある日は、どの高校に行けばその後、何があるのか何時間も、何日も話をした。
 
そこで「だから、あんなに僕のことを心配して沢山話をしてくれたのか。やっと繋がった」と気付いた。
 
彼は秋からも更に成長した。
 
そして、決断からの挑戦。
 
彼は『合格』という勝利を勝ち取った。

志望校合格おめでとう!!!!!!!!!
 
扉が開くたび、人が通るたびにキョロキョロして全然勉強に集中できていなかった彼の面影はもうない。
 
目標のために自分は何をしなくてはいけないのか、もうわかったはずだ。
 
勉強していない時の学習計画と真剣に勉強をしている時の学習計画の差を見れば歴然。
 
勉強していないときの学習計画は、何の教科が1問何秒、1ページ何分かかるか分かっていないから全然書けていない。
 

だが、タイマーを使ったり、時間を意識することによって、どの問題が何秒でできる、1ページ何分かかるが明確にわかることにより学習計画表が分単位で組めるようになった。
 

先生の質問に対しても明確な自分の意見も言えるようになった。
 
数学の正負の数ありの四則計算でも1分10秒と塾内最速。
 
今の彼は自信に満ち溢れている。
 
彼にも、保護者様にも本当に感謝している。
 
私は、彼と3年間一緒に成長できた。
 
『今の自分にできることは全部やりきった』
 
この言葉を今後の人生で何回言えるか
 
思うような結果が出なかったとしても、そこまで頑張ったことに意味があったと思えるような人生を今後も送ってほしい。
 
さあ、最終回の学年末テスト

もう、妥協するな。
 
先生にも、一緒に頑張ってきてよかったと思えるような、とてもいい景色を見せてくれ!

2020年1月14日火曜日

ついに県が動き出した 県条例素案にゲーム利用時間制限

先日のブログよりスマホ依存、ネット依存、ゲーム依存について書いておりましたが家に帰って飛び込んできた情報によると香川県議会が、全国に先駆けて検討しているゲームやインターネットの依存症の対策に関する条例の素案に、高校生以下の子どもを対象にゲームなどを利用する時間を1日あたり平日は60分、休日は90分に制限するなど、具体的な制限が盛り込まれるとのことでした。

県議会は、ゲームやネットの依存症対策を盛り込んだ条例の制定を目指していて、10日、委員会を開いて素案を示すとのことでした。

関係者によりますと、素案にはゲームの利用などについて、高校生以下の子どもを対象に1日あたり平日は60分、休日は90分に制限するとともに、夜間の利用は高校生は夜10時以降、小学生や幼児を含む中学生以下の子どもは夜9時以降、制限することが盛り込まれるということです。

こうした制限には、いずれも罰則規定はありませんが、子どもたちに守らせることを保護者や学校の「責務」として明記するということです。

県議会は、10日開く委員会で素案を協議したあと、県民からパブリックコメントを募ったうえで、来月開く定例の本会議に条例案を提出する方針です。

県によりますと、成立すれば都道府県の条例としては、全国で初めてのゲーム依存症に特化した条例になるということで、ゲームの利用時間を条例で制限することの是非や実効性が問われることになりそうです。

10日の委員会では「子どものインターネットやゲームへの依存症につながるようなスマートフォンなどの使用を制限をするということなので、インターネットの通常の使用まで規制しているとは理解していない。依存症対策のためにこうした点も検討していくことは必要ではないかと考えている。正しい知識の普及啓発や、相談支援に加え、依存症となった場合に進行を予防したり再発を予防したりするための適切な医療を提供できる人材の育成が重要だ。条例の内容も踏まえながら、来年度予算の中でさらに積極的に取り組んでいきたい」と述べたようです。

このように、県や国が動き始めた子供のスマホ依存、ネット依存、ゲーム依存

保護者様からよく聞く「子供がゲームをやめないんですよ」は依存症という治療が必要な病気なのです。

そうならないためにも、いつも言っておりますが、のちのち家族で揉め事になるスマホなどはわざわざ与える必要な無いです。どうしても渡すのであれば保護者様には徹底した管理を求めます。

2020年1月9日木曜日

物心がつくまでに渡されなければよかった・・・ 中学生の悲痛な叫び

前回、スマホ依存、ネット依存、ゲーム依存についてブログを書かせていただきましたが、年末にとある生徒と話をしたことと繋がりましたのでご紹介させていただきます。
 
この生徒は元々、ゲーム大好き、テレビを見ることも大好き、でも勉強は必要最小限で、できる限りやりたくない生徒。
 
テストで高得点を取ることの意味が分からない。
 
検定でも最低合格点数があるのになぜ満点を目指さないといけない?
 
そんな努力、何になる?
 
必要最小限の勉強で真ん中より少し上の順位なら問題なし。
 
そんな考えの生徒です。
 
そのため要領は良く、少し勉強したら、それぐらいの点数を取ってくる。
 
検定試験も検定数日前にちょっと勉強して合格最低点ぐらいで検定を合格する。
 
そのような生活を送ってきました。
 
ですが、ここ1年ぐらい前からテストの点数はどんどん右肩下がりで落ちていき、上記のようにはいかなくなってきました。
 
そのため、ゲームは取り上げられ、テレビを見る時間も制限され、塾でも課題が終わるまで帰れない。
 
今、そんな生活になってしまいました。
 
ある日、何の話からかは忘れてしまいましたが、小学6年生で数検準1級に合格した子の話を思い出し、その生徒に「その小学生の家の様子がテレビに出ていたけど、家にはテレビが無く勉強している向かいにお母さん、横にお父さんが常にいる状態で勉強をしているらしいよ。だから、テレビも取り上げられればいいのに(笑)」と話をしました。
 
更に学習方法は当塾と同じで、勉強を教えるのではなく、自分で勉強するために必要な教材を与えて、見守る学習です。
 
ここでこのご家庭の良かった点が、居るだけなのです。
 

そこで、その生徒は自分の思いを話しました。
 
「その子は記憶があるか無いかわからないときからテレビが無くて、お父さんお母さんが、いつも向き合いと隣にいる状態で勉強してきたからそれが普通なんです。自分は元々ゲームができてテレビが見れる状態から取り上げられているので親が目の前と横にずっといたら本当にストレスです。それだったら初めから無ければこんな思いをしなくて済んだ」
 
このようなことを話してくれました。
 
確かにそうです。
 
親に買い与えられた物で遊び、やめられなくなってから取り上げられる。
 
親が一緒に居ても、親が勉強を教えてしまっては、お子様は親に依存します。
 
そうなると親がいないと、わからないところが自分で解決できない子供になります。
 
そして親は子供に依存させてしまってから「それぐらい自分で考えなさい!そんなこともわからないのか!」と突き放すのです。
 
そうなってしまってからでは、その子はどうすればいいのか分からなくなります。
 
これは、大人の勝手なのかもしれません。
 
かなり前のブログでもご紹介しましたが、私の友人の子供は小学生のころゲーム機を買ってもらっていませんでした。
 
ですが、その子供たちは外で活発に遊び、家では自分たちで段ボールを切り、それを組み立て、ゲーム機を作り、カセットが入るように工夫してコントローラーも紐でつないで想像でゲームを楽しんでいました。
 
一見かわいそうな家庭に見えるかもしれませんが、これは子供の想像力や発想力、空間認識能力など様々な非認知能力を伸ばした教育だと感じました。
 
その友人事態は当時ただ、貧しかったので子供にゲーム機を買ってあげられなかっただけなのですが、今ではその子供も高校生。
 
欲しいものは自分でバイトをして自分の力で買う。
 
それだけではなく、部活にも打ち込んでレスリング部で何度も優勝するような子に育っています。
 
前回のブログでも書かせていただきました通り
 
『安易にゲーム機やスマホを渡すことはそれが原因でのちのち親も子もストレスとなります』
 
成績やテストの点数が落ちた、宿題を提出しない。などの話になると、いつも
 
保護者様側からは「いつまで経っても、ゲームをやめないんです」
 
生徒からは「やめたくても、やめれないんです」
 
この話になります。
 
この度に私は、
 
保護者様には「取り上げてください。そして二度と返さなくていいです。よっぽど欲しかったら自分で働いてから本人が買います」
 
生徒には「自分で制御できないなら、取り上げられろ。今は我慢して、よっぽど欲しかったら自分で働いて自分で買いなさい」
 
と言います。
 
スマホは、あったら本当に便利です。
 
ですが、使い方を間違えば麻薬やギャンブル、たばこ、酒のように依存してしまう危険なものです。
 
大人でも依存してしまうスマホやゲーム。
 
こんな悲痛なことを子供に言わせないよう、与える前に考えてあげてください。
 
スマホ依存、ゲーム依存から抜け出せなくなった子供は管理の甘い親のせいで苦しんでいます。

我が子が、そうならないためにも、保護者様には徹底した管理を求めます。

2020年1月8日水曜日

中高生のネット依存、推計93万人…成績低下や居眠りも

まず初めに、言っておきます。
 
『まだ、お子様にスマホを渡していないご家庭はそのまま渡さないでください。渡したら高確率でお子様は携帯に依存し成績が下がります。取り上げようとしても言うことを聞かなくなり、親も子もそれが毎日のストレスとなります。周りの子が持ってようが関係ありません。なくてもちゃんとした生活ができます。むしろ、ない方がまともな生活ができるかもしれません。私は安易にスマホを子供に渡すことを反対します。どうしても渡すのであれば徹底した管理が必要です。』
 
 
 
 
 
今、社会的問題となっているスマホ依存、ネット依存、ゲーム依存
 
当塾の生徒でも例外ではない。
 
去年の夏まで在籍していた重症の中学生
 
学校はもちろん、塾に来ても寝ている。
 
毎度声をかけるがすぐに寝る。
 
トイレに行ったと思ったらスマホ使用でなかなか出てこない。
 
いくら注意しても家での時間制限を無視。
 
このような重症の生徒は夏までに退塾していった。
 
さらにこの生徒のことで困ったことと言えばテストが終わった後の3者面談で保護者様とお話してもそれに気付いていない。または気付いているが改善する見込みなし。
 
挙句の果てには「塾に行っているのに、どうして成績が上がらない!」と言い始める始末である。
 
ここまで重症化している生徒でなくても深刻な状態の生徒は沢山いる。
 
本人も成績が落ちているのは、わかっている。だが、「〇時になったらゲームをしないと」や「〇日は友達とゲームの約束があるので勉強できない」などという。
 
居眠りなどはしていないが、一歩寸前または、もう足を踏み入れているレベルである。
 
病的なインターネット依存が疑われる中高生は、この5年間で倍増し、全国で93万人と推計されることが、厚生労働省研究班の調査結果から明らかになった。
 
男子より女子が多い傾向にあり、インターネットの使い過ぎで「成績低下」「居眠り」などの問題が発生していた。
 
病的なインターネット依存が疑われる中高生は、この5年間で倍増し、全国で93万人と推計されることが、厚生労働省研究班の調査結果から明らかになった。
 
男子より女子が多い傾向にあり、インターネットの使い過ぎで「成績低下」「居眠り」などの問題が発生していた。
 
調査は2017年12月~2018年2月、全国の中学校48校、高校55校の合計103校を対象に実施。
 
中高生6万4,417人から回答を得た。
 
この30日間の平日のインターネット使用時間は、男女とも「2時間未満(1時間台)」が多いが、高校生になると「5時間未満(4時間台)」が増え、「5時間以上」も増加。
 
男子より、女子の方がやや長い傾向にあった。
 
休日の使用時間は、高校生は「5時間未満(4時間台)」がもっとも多く、ついで「5時間以上」。
 
「しなかった」という生徒はほとんどいなく、多くの中高生が長時間インターネットを使用している実態にあった。
 
利用するインターネットサービスは「LINEなど(Skype、チャット、メッセンジャーを含む)」「動画サイト」「情報検索」が多く、男子は「オンラインゲーム」も多かった。
 
インターネット利用に使う機器は「スマートフォン」が圧倒的に多かった。
 
インターネットを病的に使用する生徒は、中学生12.4%(男子10.6%、女子14.3%)、高校生16.0%(男子13.2%、女子18.9%)。2012年の結果は、中学生6.0%(男子4.4%、女子7.7%)、高校生9.4%(男子7.6%、女子11.2%)。
 
この5年間で病的なインターネット依存が疑われる生徒は中学生、高校生ともにほぼ倍増していた。
 
厚生労働省研究班代表の尾崎米厚氏(鳥取大学医学部教授)によると、病的なインターネット依存が疑われる中高生は推計93万人にのぼるという。
 
インターネット依存の生徒で、頻度が高かったのは「過剰使用(意図したより長い時間使用)」「渇望(インターネットをすることを待ち望む)」「制御不能(時間を減らしたり、止めることに失敗する)」。男子より女子の割合が高い傾向にあった。
 
インターネットの使い過ぎで発生した問題では、「成績低下」と「授業中の居眠り」が際立って高かったほか、「遅刻」「友人とのトラブル」も多かった。
 
「居眠り」や「遅刻」は、学年が上がるほど多くなったが、「成績低下」は中学のうちから高い割合を示した。
 
「友人とのトラブル」は男子より女子に多く、女子中学生で特に多かった。
 
警視庁が小中高校生を対象に2014年にアンケートを採った結果を見てみよう。
 
アンケートでは、次のような10の依存行動の経験を尋ねる質問を作り、それぞれの項目に「当てはまる」と答えた場合を1点とし、高い方から「高依存群」「やや依存群」「低依存群」としている。
 
・携帯電話が手元にないと不安になる
・食事をしながら、携帯電話をいじる
・友達と遊んでいても、携帯電話をいじる
・携帯電話を忘れたら、家に取りに帰る
・寝るときも、携帯電話が近くにないと落ち着かない
・予定の時間が来ても携帯電話でネットを止められない
・宿題などしなくてはいけないことがあっても、携帯電話を使う
・携帯電話のない生活は考えられない
・携帯電話でインターネットをしていると、ほっとする
・気がつくと、何時間も携帯電話を使っている
 
アンケートの結果、高校生は41.3%、中学生は31.7%、小学生は7.1%が高依存傾向となった。
 
依存傾向が高いと、どんな問題が起きてくるのだろうか。
 
同調査によると、依存傾向が高い子どもほど、「寝る時間が遅くなった」(65.6%)、「成績が悪くなった」(36.8%)、「メールが送られていないかいつも気にする」(52.8%)という傾向にある。
 
同時に、ネット上で知り合う見知らぬ相手とやり取りすることについて、依存傾向が高い子どもの方が「いろいろな人と知り合うのは楽しい」(40.6%)と肯定的な意識を持っており、「ネットで知り合った相手と実際に会った」(15.5%)子どもも多い。
 
ネット依存傾向が強いと、生活上好ましくない変化が起きやすくなることは確かなようだ。
 
保護者は、この点を自覚して子どもに利用させるべきだろう。
 
スマホを取り上げると泣き叫ぶ中学生
 
中学生Aは、家庭ではずっとスマホでLINEをいじっている。
 
スマホを買ってもらったのは仲良しグループでは遅い方であり、始めてすぐにのめり込んだ。
 
やがて、トイレでもお風呂でもスマホを手放さないようになった。
 
「学校で眠そうにしている」「保健室に来ることが増えた」という連絡を担任からもらった時には、すっかりLINE中毒状態となっていた。
 
後で分かったことだが、Aは布団に入った後も連日深夜1時、2時までLINEを利用しており、学校でも隠れてトイレで利用していたという。
 
Aは仲良しグループのほか、クラスのグループで頻繁に発言していた。
 
同じグループに入っている子どもいわく、A海は既読を付けるのが早く、返事もとても早いため、いつ寝ているのかと思っていたという。
 
体調不良で欠席が増え、見かねた保護者は、A海にスマホの利用を控えさせる必要性を感じた。
 
スマホを取り上げたところ、Aは泣きわめいて暴れ出したという。
 
「LINEを見ていなきゃ何があるか分からない。見ていない時に何かあったら責任取ってくれるの?」と叫んだそうだ。
 
Aくらい中毒症状が進んだ場合は、いきなり取り上げるのは難しい。
 
依存状態になりやすい子どもにはある特徴がある。
 
全体に、部活動や習い事、受験勉強などに邁進している子どもはネット依存にはなりにくい。
 
つまり、やりたいこと、やらねばならないことが分かっている子どもは、ネット依存になりにくい傾向にあるのだ。
 
逆に、やりたいことややらねばならないことがない子どもが、自分のよりどころを求めてLINEなどにはまってしまうというわけだ。
 
問題は社会生活や人間関係に影響があるかどうか、とあるクリニックの院長によると、一般的に使用されている「ヤングのネット依存尺度」を利用し、5項目以上該当する場合に“ネット依存”としている。
 
その際、ネット依存とされたからといって治療が必要な状態というわけではなく、「制御不能」「社会生活(勉強・仕事)」「人間関係への悪影響」「禁断症状」の4点で問題が出た場合に治療が必要になるという。
 
つまり、社会生活や人間関係に悪影響はないか、コントロール不能状態になっていないか、禁断症状は起きていないかどうかが重要なのだ。
 
もし子どもにそのような傾向が見えるのであれば、すぐに手を打つ必要がある。
 
ネット依存が進むと、視力低下、慢性疲労、不規則な食事による栄養失調、運動不足による肥満などにつながる。
 
さらに進むと、遅刻、欠席が続き、不登校や退学、退職につながることもある。
 
子どもがネット依存になってしまった場合はどうするか。
 
子どもに、スマホやネットを利用し始めて得たものと失ったものを考えさせてみよう。
 
そして、利用する前にやりたかったこと、好きだったこと、将来なりたいと思っていたことについて改めて考えさせよう。
 
そうすることで、自分が利用しすぎている事実や問題を客観視できるようになる。
 
アラームなどを使って利用時間を制限したり、利用時間に関する目標を立てたりすることも効果がある。
 
ネット以外の時間の過ごし方を実践させよう。
 
スマホもネットも魅力にあふれており、大人でもはまってしまう人は多い。
 
子どもだけではコントロールが難しいものなので、特に低年齢のうちは自由に使わせるのはおすすめしない。
 
一度利用し始めてからでは軌道修正が難しいので、持たせ始める時に「夜○時以降は利用しない」「夜間は端末は居間で充電する」「約束を破ったら保護者が3日間端末を預かる」などの利用のルールを決めるなど、大人が利用をコントロールする手助けをするといいだろう。
 
小学生や中学生に話を聞くと、「お母さんがスマホをいじっていて話を聞いてくれない」「私には使うなというのにお母さんはスマホばかりしている」という話をよく耳にする。
 
保護者様が子どもの利用に無関心な場合はもちろん、保護者様自身がはまっていても、やはり子どもはネット依存になりやすくなる。
 
子どもは保護者様の端末との付き合い方をよく見ている。
 
ぜひ、子どものお手本となるような使い方をしてほしい。
 
 
 
 
最後にもう一度言っておきます。
 
『まだ、お子様にスマホを渡していないご家庭はそのまま渡さないでください。渡したら高確率でお子様は携帯に依存し成績が下がります。取り上げようとしても言うことを聞かなくなり、親も子もそれが毎日のストレスとなります。周りの子が持ってようが関係ありません。なくてもちゃんとした生活ができます。むしろ、ない方がまともな生活ができるかもしれません。私は安易にスマホを子供に渡すことを反対します。どうしても渡すのであれば徹底した管理が必要です。』

2020年1月7日火曜日

嬉しい報告が続々と!なかには・・・

昨日、冬期講習も終わりまして、本日から通常授業が始まりました。
 
やりかたは特に変わりません。
 
そんな中、私立中学の入試結果のご報告をいただけました。
 
セントヨゼフ女子学園中学校合格!
 
夏休みの夏期講習から時間無制限コースで猛勉強していただき無事に合格を勝ち取ることができました!!
 
本当におめでとうございます!!!!!
 
そして、普段の学習についても数名の生徒から
 
「中3の数学が全部終わりました。もらったテキストも何周もして全問正解です」や「中3の英語の教科書、全部暗記終わりました」
 
など、頑張った証を沢山確認することができました。
 
あとは、覚えたことを忘れない努力をするだけです。
 
先生がいつも言う『先週の晩御飯を今日言う方法』をするだけでOK!
 
中3生は学年末テストまであと少し、公立高校前期試験まで1か月程度となりました。
 
みんな!気合い入れて頑張れや!!!

2020年1月6日月曜日

冬期講習本日最終日!

皆様、あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、三重進学ゼミの冬期講習

12月25日から1月6日までの10日間でございましたが無事に最終日を迎えることができました。

塾で、一番長く勉強した生徒は10日間で70時間以上となりました。

冬期講習スタートから連日、一部の時間では満席が続きました。


本当にありがとうございます。

私は12月31日、塾が終わってから伊勢神宮へ、皆さんの健康と学業祈願の参拝をしに行っていました。

朝の5時ごろは鳥居の前もある程度、空いていたのですが、鳥居正面から上がる初日の出を撮影しようと6時45分ごろまでにお参りを済ませ、鳥居まで出てみると・・・

そりゃそうですよね・・・

みんな鳥居前で初日の出を見るために凄い人の数(;^ω^)

道を挟んだ歩道側からタイムラプスで撮影してきたんですが、日の出は7時ごろ、6時45分から両腕を上げ、日の出を待ち構えていたのですが、伊勢神宮から見える初日の出は山の上からとなるため、待てど暮らせど日が昇らない。

撮影し始めて諦めたくなかったので、結局1時間半ぐらい腕を上げたまま撮影することになってしまいました(笑)



塾は1月4日よりスタート

新年1発目は、中3生全員と希望者の三重ぜんけん模試

朝8時45分スタートから14時まで、14時からは冬期講習!

中3生で一番長く勉強していた生徒はその日だけで12時間以上塾で勉強を頑張ってくれていました。

12月の学習システムの集計が出ました。
誰が、どの教科をどのぐらい勉強しているのかを『見える化』することにより頑張っている生徒は自信になり、サボっている生徒は「自分とこんなに差がついているのか!?」と意識してもらっています。
このプリントの使用枚数とテストの点数の上り幅は、以前のブログでもご紹介いたしましたがほぼ比例しております。

80点や90点以上を平均でとっている成績上位者はもちろん、上り幅が特に大きいのは普段勉強を全くしていない成績下位者です。

成績下位者は普段の勉強量が極端に低いので今までの山盛りの塾の課題にプラスして、この学習システムを使用し、次回テスト範囲の場所をずっと、やり続けることにより大きく点数がアップします。


12月に最も多く学習システムを使用して勉強した生徒のプリントの枚数は1596枚!

次いで1027枚、313枚、265枚、237枚、221枚、218枚、213枚と続き

100枚以上勉強した生徒は小中学生合わせて15名


個別でファイルを準備して、生徒が塾に来た時に自分の名前が書いてあるファイルを持っていけば、その日の課題が挟まっているように、冬期講習からは少し、やり方を変更いたしました。

生徒によって進み具合がバラバラなので、様子を見ながら課題の量を調整しています。


といっても、やりたがる生徒がいるのが三重進学ゼミ

またも、『えっ!?そんなにやるの!?』な生徒です。

小6生で算数のシステムを使ったプリント課題190ページです!!!

塾で渡しているテキストが平均160ページぐらいなのでテキストよりも多い量です(;^ω^)


これを、冬休みの間に1周終わらせました。

すごいすごい!!よく頑張りました!!!

明日からの通常授業では、これの採点し終わった2周目を行っていきます。

その他の生徒も、わからないところは参考書や教科書、iPadなど、ありとあらゆるものを使いながら自分で調べて問題を解いていく。


そして、答えはノートに書く。

間違えた問題のみにレ点チェックして、2周目、3周目と類似問題を繰り返し
全問正解となったところで課題ファイルが空っぽになり本日の課題終了です。

課題が終わるまでに帰る時間になった生徒や『今日はもうこれ以上できない』な生徒はファイルに課題のプリントを置いて帰ります。

それを先生が確認し、残っている課題にプラスして次の課題を調整して出しておきます。


小6生の一部の生徒では中1の数学と英語をやり始めました。

この生徒は前の塾から入塾して、もうすぐ2年です。

初めは、算数が苦手で間違いだらけ、宿題もあまりやらない生徒で保護者様からも「もっと難しい問題をやらさないと」と、お声が上がりましたが「基礎がしっかりできたら徐々にできるようになる」ことを信じてもらいました。

そしたら、ある出来事をきっかけに毎日宿題を欠かさずやるようになり、今では算数のテストで100点を沢山取ってくるようになりました。

この生徒は、数学は正負の数、英語はニューホライズンの最初から学習します。

数学に関しては中学生で渡すテキストを先に渡して家で進めてもらいます。

小学生のテキストとやり方は同じなので、テキストに載っている解説を一緒に見ながら1時間程度、説明をしました。

あとは、いつものやり方なので自分でやってくれています。

塾に来たときは、正負の数の課題を山盛りやります。

英語はPCを使って、正しい発音を確認しながら学習を進めます。

この生徒の、先生の目標は中1、1学期中間テストは数学と英語100点です。

頑張れ!!

っと、年末から今日までの様子をザックリとお話させていただきました。

冬休み中に宿題が終わっていない生徒は保護者様からのご要望により、数名、塾に来て学校の課題を消化している生徒がおりました。

保護者様からもよく聞きます『やればできる子なんですが・・・』

私も知っています。みんな『やればできる子』です。

ですが『やらさなければ、やらない子』も正直、沢山います。

三重進学ゼミでは『やらさなければ、やらない子』もやり方を説明して、やり始めたら『やります』

厳しい塾ですが、みんないろんな目標を持って、楽しんで勉強をしているように感じます。

まだ、そんな塾に出会ったことがないようであれば是非1度お話を聞きに来てください。