2020年5月28日木曜日

勉強をやるタイミング

先日

『知』『覚』『動』『考』=ともかくうごこう

について話させていただきました。

じゃ、次の『いつやるのか』というお話です。


やるタイミングが悪い生徒に話をしている、例え話しをここでもしようと思います。


半分以上の生徒が経験していると思いますが、
・定期テストのテスト期間に入ってから大慌てで提出物を一気に終わらせる。
・夏休み最後の数日で大量の課題を一気に終わらせる。
・宿題の提出日前日に一気に終わらせる。
など

追い込みがかかるまでやらなければいけない課題を放置して提出期限ぎりぎりになってから一気に終わらせている生徒は本当に沢山いると思います。

最悪、提出期限に間に合っているので提出物も面では成績は維持できるでしょう。

じゃ、『動』いて『考』える定着面でのお話です。

例えば、部活動で毎日グラウンドを10周するトレーニングメニューがあったとします。

その中でも、毎日ちゃんと走りこむ生徒もいれば、こっそりサボる生徒もいるわけです。

じゃ、1週間経ってサボっていた生徒が大慌てでグラウンドを70周したとします。

毎日走った生徒の70周と最後の日に追い込んだ70周

同じ70周ですが同じだと思いますか?

こんな質問をすると生徒は間違いなく

『いいえ、違います』

と答えます。

毎日10周走ったら体力は付きますか?

と質問すると

『はい、付きます』

と答えます。

最後の日に70周走ったら毎日10周の人と同じように体力は付きますか?

と質問すると

『いいえ、付きません』

と答えます。

なんなら、筋肉がやせて10周走るのもしんどいし、その後3日ぐらい筋肉痛になりそうじゃないですか?

と質問すると

『間違いなく、その通りですね(笑)』

と答えます。

1週間に1回70周走ったら大会でレギュラーになれますか?また、優勝できますか?

と質問すると

『絶対にレギュラーになれないし、優勝もすることはできません』

と答えます。

毎週毎週3日ぐらい筋肉痛になってレギュラーにもなれなかったら嫌になりませんか?

と質問すると

『もう、しんどいだけで部活に行きたくないと思います』

と答えます。



これらは勉強でも全く同じことが言えます。

新しく分かったことを維持するために毎日10問づつでもやっていれば

数日も経てば、その問題は『はいはい、また出ましたよ!簡単簡単』となりますが

せっかく新しく分かったことを1週間何もせずに過ごして70問やろうと思っても、努力して覚えたことを忘れてしまい、また同じ問題で間違える。

毎週毎週、何度やっても同じ問題を間違える。

『しんどいだけで、やっても無駄』と言って勉強が嫌いになる。

この負の流れです。

部活でレギュラーになって優勝を目指すために毎日毎日欠かさずにトレーニングをするように、勉強も

わからないことが、わかるようになって、定期テストで100点取れることを目標に

毎日ちょっとづつ問題を解いていくことが大事なんですね!

・勉強が嫌い
・どれだけ努力しても無駄

と思っている生徒のほとんどは、これら『追い込みがかかるまで放置』が原因です。

慣れるまでの期間は確かに、いままでやっていなかったのだからしんどいと思います。

スポーツも全然体を動かしていなかったのに毎日筋トレし始めたらしばらくの期間は毎日起き上がれないぐらい筋肉痛になると思います。

慣れてくれば、勉強もスポーツも全然楽勝になるので諦めずに頑張ってください。


毎日勉強を少しずつできるようになった生徒はレベルアップ!です。

毎日勉強ができない生徒に『なんでやらへんねん!』と頭ごなしに言ってもやりません。

言ってもやらない理由は

『だって、出さなあかん日までにやってるもん!』
『溜めてやった方が楽やから』
『やるのを忘れちゃうんですよねー(笑)』
『学校の課題が多くて・・・』

と、毎日やった方がいい理由を知らないまま、やらない理由ばかり思いついて言い訳ばかりしていることが多いです。

『やって』⇒『できた』なら、次は

もっといい方法を考えてもらう

上記のような例え話を入れながら『どう思う?』と、自分で身につく行動を『考えて』もらうと『納得して』勉強してくれるようになります。

これが、三重進学ゼミの『言われなくても自分でやる』ようになるミソの1つです。

『なぜ勉強をやらないといけないのか』わからない生徒に自分で『考えて』もらって自分が『納得』できるようになるお話が沢山あるので、またの機会にご紹介しようと思います。

2020年5月27日水曜日

『 知 覚 動 考 』⇒『 と も か く う ご こ う ! 』

1.知る(新しいこと、新しいやり方を知る)

2.覚える(その方法を覚える)

3.動く(覚えた方法でやってみる)

4.考える(できたのか、できなかったのか考える。できなかったら何が原因か深堀して考える。)

 とも かく うご こう!
 『知』『覚』『動』『考』 

普段の生活の中、勉強やスポーツ等全てのことに言えるのですが
『 知 覚 考 動 』の人が多いです。

 新しいことを知って、


  ↓

 やり方を覚えて、

  ↓

 やろうかどうしようか、いつまでも考えてから、

  ↓

 いつまでも動かない。

人は、行動する前に考えてしまうと、できる方法より先にできない理由を探す事が多いとの事。

生徒の皆さんもよくある話だと思います。

今までと違うやり方で勉強をやり始めることは凄く勇気のいることだと思います。

だって失敗したら今までの努力が無駄になってしまうと思いますよね。

その努力が無駄になったら嫌だなぁ。。。っと考えることが行動の妨げになっています。

なので

『 知 覚 考 動 』から『 知 覚 動 考 』に

シフトチェンジしてください。

っといっても、動くタイミングが重要です。

それは次回にお話しすることにします。

2020年5月18日月曜日

今、変わらなければいけない!⇐と言っている塾は遅いと感じています。

三重県では今週から学校を再開した地域も出てまいりました。

名張市は18日以降で再開予定となっているようです。

さて、3月からの学校休校、外出自粛生活が続いていました。

学校や塾など教育業界も大変なことになっています。

『学校や塾の情報』

・学校や塾で今まで通り授業ができない。

・オンライン授業をするにしても各ご家庭のWi-Fi環境が整っていない。

・オンラインで授業したら、ご家庭によっては学校と塾と同時でオンラインまたはネットに上がっている動画授業を見ているのでたった数回の授業で1か月のデータ使用量を使い果たして制限がかかってしまった。

・パソコンやタブレットがそもそも無いご家庭がある。

・ハウリングするので静かなところでログインしてもらう必要がある。

・オンライン授業をする時間を決めないといけない。時間が無いのでとりあえず数学と英語のみ。

・ログインできないなど授業を始める数分前から電話が鳴りっぱなし。

・これらのことから、これからは自分の力で勉強する自立学習の時代。

など、3月からたくさんの情報を聞きました。

その結果、生徒や保護者様からたくさんの問題点も聞きました。

『生徒や保護者様の情報』

・課題だけとりあえず渡された。

・オンライン授業を受けるも、声も映像も途切れ途切れでイライラする。

・ログインしてもうまく繋がらない。

・ログインできないから電話しても全く繋がらず授業が終わった。

・ハウリングで先生の声が聞こえない。

・ハウリングするから『静かな場所で授業を受けてほしい』と言われたが兄弟もいる中で難しい。

・パソコンがリビングにしかないが『周りがうるさい』と言われるので仕方なく違う部屋へ行かせ、携帯で授業を受けさせているが画面が小さくて黒板の文字が見えていない。

・外出自粛で子供も家にいるから、いつもより忙しく仕事も休んでいるのに「オンラインがどうのこうの」「あれをして欲しい。これをして欲しい。あれはしないでください。」など本当に沢山言われて余計に用事が増えてうんざり。

・「自立学習してください」と言われたがどうやってするの?

・これで、月謝が同じはおかしくない?

など、本当に沢山のことが聞けました。

これからは、オンライン授業と自立学習は当たり前の時代となりました。

そんな中、大慌てで対策をした塾とそうでない塾もあります。

外出自粛以降、今までのやり方では対応できず、大きくやり方が変わった塾は先が見えていなかった塾

外出自粛以降も、ほとんどやり方が変わっていないけど、対応できている塾は先の未来が見えていて普段から準備ができていた塾

と私は考えています。

授業形式も塾でも何年も前から全学年の全単元の映像授業を撮っていた他県の塾の先生も知っています。

そういった塾はオンラインでなくてもデータをUSBなどに入れてあげればネット環境が無くても、どんな時間でも授業を受けることができたでしょう。

わたしも去年の冬期講習あたりから映像授業の準備をしていたので今回の新型コロナでは全く影響はありませんでした。

生徒からも、保護者様からも一切のクレームが無かったので安心しております。

今まで、生徒に教えていた授業形式の塾はこれから自立学習式に持っていくのは大変なことだと思います。

今まで自立学習型、演習型でやってきた塾は更に磨きがかかったと思います。

実際に当塾におきましても「あ、こんなこともできた!」「へ~。これはここまでしかできないんだ」と気付けたことは、これからの塾の質を高めることができたと感じています。

『ピンチはチャンス』です!

これから、自粛の解除となりますが第2波は必ず来ると思って準備をしたほうがいいと思います。

今回の件でお子様や保護者様の塾選びが、だいぶしやすくなったんじゃないかな?

と思います。

是非!
当塾の勉強のやり方、聞いてください(=^▽^=)

2020年5月13日水曜日

学校休校、自粛期間中の学習対応の風景

こんばんは、前回のブログから珍しく1か月程度空けてしまいました。

毎回、楽しみに読んでいただいている皆さん、大変申し訳ございませんでした。

4月20日から名張市の学校でも休校となってしまい5月31日まで続くようですが5月7日から出席番号やクラスによって時間や日を開けて登校する日が出てまいりました。

自粛期間中に三重進学ゼミではどのような勉強をしていたのかお知らせしようかと思います。

まずは、前学年までの復習と今学校で習っている範囲までの演習をテキストを使い毎日学習。

そして、塾で行っておりました、システム教材を使った学習も同時で行っておりました。

システムを使った学習に関しては最低、通塾日の通塾時間に学習することを基本とし学習意欲のある生徒に関しては、『受講教科の追加』や、『通常の授業時間以外の時間を使って学習してよい』こととして5月6日まで学習を行ってもらいました。


まずは、いつも通り課題を印刷します。
印刷し終わったら、このプリントを写真にして生徒のLINEに送ります。
送られたプリントを生徒はご家庭で印刷または画面上も問題をノートに解きます。
解き終わったら間違えた問題を先生に伝えます。

 



先生に間違えた問題を伝える、『伝え方』は自由としました。
ただ、『先生がわかるように伝えること。』と教えました。
そうすると、先生が分からなければ『どの教科のどの問題かわかりません。』と返されないようにみんな考えます。

教科名と第何回、を入れる生徒や
見えるように写真を撮って送る生徒
様々でした。

送られてきた、間違えた問題はLINEを確認しながら先生が採点します。

採点し終わったら、再びいつも通り印刷をします。

印刷された問題をまた、写真にしてLINEで生徒に送り返します。

これを繰り返し、全問正解した生徒は全問正解と報告してもらい、間違えた問題がある生徒はまた教える。
このようなやり取りで、学習をしてもらっていました。

学習が早い生徒は基礎問題1300問程度が終わり応用問題と同時で学校の先取りで、次の単元の映像をLINEで送って学習してもらいました。
映像を見たことを連絡してもらい、その単元を基礎問題を送ります。
前学年までの復習と学校で習っているところの応用問題、学校を飛び越えた基礎問題を同じような形で学習してもらった結果、5月6日時点で1学期が終わる範囲ぐらいまで進んだ生徒もおりました。


今回の自粛中の学習で良いことが沢山ありました。
たとえば、普段LINEでの連絡は保護者様とのやり取りがほとんどでしたが、生徒とLINEのやり取りをしていて思ったことは『これは、国語などの文章読解や記述問題の練習になる』と感じました。

先生は、文章で生徒に説明をします。
生徒はその文章を読み解かなくてはいけません。
これは、文章読解力の強化に繋がると感じました。

生徒は、先生に報告や質問をしないといけません。
先生は、その文章を読んで文章的におかしなところや疑問に思ったことを生徒に『いつの問題?』『どの問題?』『何の問題?』『今の文章では、何を言っているのかわからない』と質問しまくります。
生徒は先生にわかりやすいように文章を送ってくるようになります。

『いつ、どこで、だれが、何を、なぜ、どのように』
これらを入れ1撃で先生に納得してもらう文章を送ります。
このやり取りは文章を書く練習になると感じました。

このやり取りは保護者様からも『子供から「先生とのやり取りめちゃくちゃ質問で返されてめんどくさいけど最近どうやって送ったらいいかわかってきた」と言ってました笑』との話もチラホラありましたので『どのように文章を組み立てたら正しく人に伝わるのか』という練習の効果はあるように感じました。


さて、当塾は演習型の完全個別指導塾なので通塾中も授業を一切行っておりません。
これは、先生を前に授業を行っている集団塾や先生1人に対して1人~数人を教えている個別塾とは全く違う学習指導スタイルです。

当塾の指導方法は何でもかんでも一旦は自分で考えてもらいます。
自分で何をどうするのか考える。
失敗したら、なぜ失敗したのか考える。
次、失敗しないためにどうすればいいか考える。
成功を人に伝える。

嫌なことから逃げるための意見に関しては『本当にそれでいいのか?』と尋ねます。
ですが先生は、よほどのことが無い限り『いいよ』と言います。

自分で決めて、できたら嬉しいです。
『じゃ、もっといい方法はないの?』と尋ねるともっといい方法を考えるようになります。

自分で決めて、できなかったら悔しいです。
『じゃ、どうやったらできるようになるかな?』と尋ねると失敗した原因を確認して次に失敗しない方法を考えるようになります。

「先生、できました!」と報告してくれたら
『凄いやん!自分でできたね!』と先生は褒めます。

この繰り返しにより、子供はもっと『凄いこと』を常に考えて生活するようになります。

この感情が育った子供たちは将来、自分の考えたことに沢山チャレンジして、とても素晴らしい社会を作ってくれると思います。

この、緊急事態宣言後の社会
アイデアをたくさん出して頑張っている人
政治や社会に対して文句ばっかり言ってる人

三重進学ゼミの生徒は前者の人間が沢山いると感じます。

私が塾に関わって3年、三重進学ゼミができて1年が経ちました。
関わってきた子供たちが活躍するのが本当に楽しみです。