2019年8月29日木曜日

学力に重要なのは認知能力/IQより非認知能力/自制心

子供の学力を測る値として、認知能力/IQが良く知られています。

しかし最近の心理研究で、認知能力/IQ以上に子供の成績と関係がある大事な資質があることが分かってきました。

「マシュマロ実験」という有名な心理研究とともに、子供の将来の学力を予測する大事な資質についてお伝えしていきます。

今から40年以上前のアメリカのスタンフォード大学で、マシュマロ実験は行われました。

対象は、当時4歳の子供達186人。

子供たちは1人ずつ教室に通され、椅子に着席。

机の上には1つのマシュマロが置いてありました。

実験者は子供にこう伝えます。

「私はちょっと用事があるので、部屋を出るね。」
「このマシュマロは君にあげるけれど、私が戻ってくるまで食べるのを我慢していたら、マシュマロをもう1つあげるよ。」
「でも、私がいない間にそれを食べたら、2つめはないよ。」
「じゃあ15分したら戻ってくるね」

『マシュマロ実験で子供たちは、どう行動した?』

果して、子供たちは魅力的なマシュマロを前に、どう行動したのでしょうか?

結果は、3分の2の子はマシュマロを食べ、3分の1の子が食べずに待っていました。

「マシュマロをいつ食べたっていいんじゃない?」

確かにそうなんですが、この実験者はその後、あることに気づいたのです。

4歳のときの

「食べる」
「食べない」

の決断が、その子の将来にも引き継がれているのではないかということを。

18年後、つまり、その子たちが22歳のとき、追跡調査が行われました。

すると、予想通り、次のような相関が見られたのです。

4歳のときの自制心の傾向は、18年後も続いていた。

マシュマロを食べた子よりも、食べなかった子の方が学業成績が良かった。

そして2011年(45歳のとき)、さらなる追跡調査が行われ、この傾向が人生の半ばまで続いていることが分かりました。

『学校の成績に大事なのは、認知能力/IQ or 非認知能力/自制心?』

学校の成績と比例するものといえば、真っ先に認知能力/IQを思い浮かべる方が多いと思います。

認知能力/IQと知的学習能力はこれまで存分に研究されてきた分野。

それゆえ情報も多いのですが”非認知能力/自制心”と”学力”は近年になって分かってきた関係です。

認知能力/IQと非認知能力/自制心、どちらも高ければ、親としては万々歳ですが、実際には、認知能力/IQは低くても自制心の高い子はいるし、認知能力/IQが高くても非認知能力/自制心が低い子はいます。

最近の研究で分かってきたのは、その子の成績をより正確に予測できるのは、認知能力/IQ以上に、非認知能力/自制心だということなんです!

保護者様は「お勉強」となると、やっぱり認知能力/IQの方が気になるものだと思います。

でも、実は自制心やセルフコントロール力を伸ばすことの方が将来につながりやすいのです。

「でも4歳のときの自制心が一生続くんでしょ?」

と思われるかもしれませんが、非認知能力/自制心は育むことができます。

心理学で「Delayed Gratification」という言葉がありますが、それは「のちの満足のために、今を我慢する力」。

お母様ならご存知のとおり、赤ちゃんは自分の欲するもの(食事、睡眠、排便等)を我慢できませんね。

しかし年を追うごとに、色々な場面で我慢ができるようになってきます。

つまり、自制心は発達するんです。

我慢強さは生まれつき、ある程度決まっていますが、そこからスタートし、伸ばしてあげればよいのです。

『今からトライ! 我が子の自制心の育み方』

自制心の育みは、当然ながら、我慢や待つことが求められます。

「子供には我慢をさせたくない」
「子供の欲求は全て叶えてあげたい」

と思う保護者様もいらっしゃるでしょう。

ここで大事なのは、『甘えさせる』と『甘やかす』の線引きです。

言葉が似ていることもあって、混同しやすいのですが、両者はまったくの別物。

「抱っこして」

という子供の気持ちを無視したり、

「一緒に遊んで」

というのに拒絶したりというのは、甘えたい気持ちを拒否してしまっていることになります。

「レジで泣かれてガムを買ってあげた」
「テレビを消すとぐずるので2時間見せてしまった」
「まかせると時間がかかるのでやってあげた」

などは甘やかしです。

自制心アップにあたり、ぜひ参考にしていただきたいのが、自制心の高い中学生や高校生の特徴。

学校での成績が良いだけではなく、宿題にしっかりと時間をかけられる。
朝早くから行動できる。
学校を欠席することが少ない。
テレビを見る時間が少ない。

などの傾向があることが明らかになっています。

これを見ると分かりますが、日々の生活を自分で律することができるかどうかが、大きなポイントなのが分かりますね。

これからの試みとしてやっていきたいのは、際限なくやってしまいがちなものは、時間を決めて取り入れる(テレビやゲーム、YouTubeなど)

子供が気乗りのしないことでも、保護者様としてやって欲しいことは習慣づける(歯磨き、お風呂、着替えなど)

簡単に言えば、日々ダラダラせず、リズムある生活を心がけることが大切なんですね。

子供が好きなことを好きなだけやらせてあげるのが良い保護者様ではありません。

日々の生活にメリハリは必要です。

時計を見て行動できるようになるのは、まだまだ先ですが、保護者様が

「テレビは18時までよ」
「18時だからご飯だよ」
「夕飯が終わったら歯磨きね」

と先導しつつ、非認知能力/自制心をアップしていくのがおすすめです。

2019年8月26日月曜日

子供をゲームやタブレット中毒にしたくない!親はどう管理すべきか

塾の前で通りすがりのお母様が窓に貼ってあるポスターなどを見ておりましたので、声をかけると「ゲームばかりして勉強をしなくて悩んでいる」とのことでした。

これは子供だけの問題ではありません。

私の母も先日、ゲーマーの弟に携帯ゲームで「こんなのがあるよ?」と勧められ、何年かぶりにやってしまったがために、私が帰ってきた時から明け方までドハマりして何時間もずっとゲームをしていました。

私の母は極めたい人なので昔あった【テトリス】や【ドクターマリオ】なども やり続け、設定レベルMAXを通り越して未知の領域まで突入してしまうぐらいの母です。

RPGなどはやらないのですが、そういった頭を使うゲームが大好物のようです。笑

次の日には「手元にあるとやってしまうから削除した」と言っておりました。

今回の話は以前にも書いた「ゲーム障害です」酷い場合は治療レベルです。

保護者様の中にもゲームにハマってしまい、「〇時からのイベントが!!」などとゲームに時間を支配されていませんか?

『親も子供もハマりやすいゲーム、節度を持って使うコツとは?』

お子様の教育は理想通りにはいかないものですね。

なかには、「本意ではなく渋々」「周りの子もやっているから仕方なく…」というものもあると思います。

生徒や保護者様からよく聞くゲームなどはその典型だと思います。

今の時代、みんなが持っているゲーム。

「絶対に買わない」と決めていたのに、「結局、買ってしまった…」という保護者も多いと思います。

そんな保護者様へ、子供たちを魅了するゲームと納得した形でつき合うための方法をお伝えしていきます。

『現代っ子のゲーム保有率がとんでもなく凄いことになっている』

2011年に内閣府が行った「青少年のゲーム機等の利用環境実態調査」によると、ゲーム機器を「何も持っていない」と答えたのは1割弱(9.6%)。

なんらかのゲーム機を持っている青少年は、高校生が82.7%と8割台前半であるものの、小学生が93.9%、中学生が93.3%と、いずれも9割を上回っていることが分かっています。

また、NHKが行った「2013年幼児生活時間調査」によれば、ゲーム機を自分で使うようになる年齢は、5~6歳ごろ。

この年齢で既に4割前後の子が、携帯ゲーム機を自ら扱うようになります。

一方、スマートフォンに関してはもっとデビューが早く、1歳後半で1割、2歳前半以降は2割弱、これが現代の実態です。

書く言う私も2歳の時から家にファミコンがありました。

親に似たのか何でも極めたく、RPGではレベル99にしたり、レースゲームは全てのコースでレコード、中2の時に発売されたポケモンは、まだ流行る何年も前から151匹集めたりとゲーム三昧でした。

ですが、歯科関係の国家資格を取る時期を境にゲームどころではなくなり、それっきりゲームに対しての興味はなくなってしまいました。

『アルコール、たばこ、ギャンブル、薬物のようにゲームには依存性がある』

何かと問題視される「子供vsゲーム」
でも、ほどほどにやる分には、保護者様も理解ができるのではないでしょうか。

取り上げたくなるほどイライラしたり、勉強をやらない原因など問題視したりするのは、節度なくやってしまうから。

物事には依存を起こしやすいものとそうでないものがありますが、ゲームは明らかに前者の依存するもの。

だから、ハマってしまうのです。

今の時代、「ゲーム依存症」に陥る人はたくさんいますが、いったんこのような状態に陥ると、寝食を忘れるほど、ゲームに熱中してしまい、ゲーム以外の生活面に悪影響を及ぼしたり、人間らしい生活を営むことが困難になります。

現在、小学生で本当に多いのが『時間がわからない』ということです。

小学2年生とかで習い始める『時間の問題がわからない』ではなく本当に今過ごしている時間がわからないのです。

時間間隔無さが酷い生徒は1時間の授業を受けに塾へ来て「何時に帰るの?」「何時間?」「何時から何時?」など質問をしても「わからない」と答えます。

30分で1時間経ったと思い込み帰ろうとする生徒もいます。

『〇時から25分後』や『〇時から1時間15分前』などといった問題に対して、例え話で日曜日の18時から『ちびまる子ちゃん』が始まって18時半から『サザエさん』が始まって…
と話しても、首をかしげます。

「え?TV見ないの?」と聞くと「見ない」と答えます。

塾を始めて、初めてそんな話をしたときは衝撃でした!!。

私たちが子供だった時代は何曜日の何時から何のアニメが始まるか完全把握しており、毎週その時間を楽しみにして、たまに野球のナイターでアニメがやっていなかった時のショックは泣くほど大きかったのですが「じゃあ、TVも見ないで何をしてるのか?」聞くと、ほんと現代人ですね…
『YouTubeで見る』なんですよ!!
いつでもどこでもYouTubeです。

曜日や時間を気にしなくても見たいときに見たいものが見れる時代です。

親も、YouTubeを見せておけば いちいち面倒を見なくても、楽しそうにYouTubeを見ているのでそれほど面倒ではありません。

だから、時間がわからないのです。

完全に現代病です。

ここまで行ってしまうと大変です。

私も、ゲーム中心だった学生時代がありますが今の時代に比べたら次元が違いすぎます。

『はじめが肝心! 親が肝に銘じておくこととは?』

ゲームやタブレットと上手くつき合うには、はじめが肝心です。

たしかにそうです。

だから、どこのご家庭でも、ゲーム購入時には、「1日○分」「○○が終わってから」のようなルールを設定していることと思います。

しかし、ここでの「はじめが肝心」はそれ以前のことを指します。

買うのは保護者様です。

そこには「買う」判断と「買わない」判断があります。

「ハマる我が子にガミガミ言うのが嫌なら、はじめから買わなければいい」と決断できればいいのですが、そうもいかず、「やむを得ず買う」というご家庭も多いでしょう。

しかし、購入の動機がどうであれ、ゲームやスマホ、タブレットは依存性が高いというのは変わりません。

購入の段階で、「今後我が子にゲーム依存が起こり、勉強もやらずに成績がどんどん落ちる物を購入するのだ」と保護者様は理解しておく必要があります。

なんとなく買ってしまって、なんとなく使わせていると、あっという間に子供はゲームの魅力にとりつかれていきます。

「非常に依存が起こりやすいものを相手にしている」ということを忘れてはいけません。

「うちの子、ゲームをいつまでもやっていて…」というのは、言ってしまえば、ごく自然な流れなのです。

小学校低学年の子供たちが自ら自制してゲームを止めるのは、実際には非常に難しいことです。

自制心は発達とともに育っていくものですから、子供の年齢が低ければ低いほど、自制しにくくなりがちです。

ですので、子供が小さいうちは、保護者様がリードしてあげる必要があります。

『「今日は特別だよ」をやらないルール設定を』

先ほども書いたように、ゲームを買う際は、ご家庭でルールを作るはずです。

「好きなだけやっていいよ」というご家庭はまずないでしょう。

しかし、いったん作ったルールをきちんと守れているかというと、そうではないのが実態です。

1日30分だったルールがいつのまにか45分、1時間になり、エスカレートすると暇さえあればゲームをしているという状態になっているでしょう。

なぜこのようなことが起こるかというと、保護者様が子供に厳しいようで、まだまだ甘いからです。

「初めに決めたルールは30分。子供が”うん”と言ったのだから、自分でゲームのスイッチを切り、宿題をやり始めないといけない」と。

しかし、依存性の高いゲームを相手に、子供が自らスイッチを切ることがいかに大変かを保護者様は理解せねばなりません。

「自分で消せないのがゲーム」「自制できなくてもおかしくない」というくらいの気持ちでいないと肩透かしにあいます、それがゲームなのです。

寝る間を惜しんでゲームをやり続け、学校や塾の宿題をやらないどころか、学校や塾で寝ている。勉強をやらなかったとしても人生が変わるぐらい重大なことをやっていないと認識しづらい。

大人でさえ酒やタバコ、ギャンブルなど、やめたくても やめられない人も沢山いますが同じレベルです。

成績が上がらないお子様のほとんどはこれらが原因です。

適切なものを与えても、やらないので上がるものも上がらないのです。

では、管理の仕方としてやりやすいのが、与えっぱなしではなくゲーム機自体を親が管理するという方法です。

図書館の本のように、貸出をしてください。

「今日やらなければいけないことが終わったらOK!でもゲームの時間は○時までだからそれまでに終わっていなければ今日はダメ!」
「夕飯までOK。そこで返却」
「2ゲームしたら終わり」
のようにルールを決め、できなければ、「翌日以降決められた期間、貸し出しをしない」などのように。

大事なのは、保護者様がそのルールをきちんと守ることです。

もし3ゲームしてしまったのに、翌日
「今回だけは特別だよ」
「次回からはちゃんと守りなさいよ」
と見逃してしまうと、子供はその特別ルールを毎回適用しようとしてしまいます。

ルールを設定する際のコツは、厳しすぎるルールにしないこと。

毎日守れるルールにしないと設定した意味がないからです。

子供が、「まだ途中だから」「今、いいところなんだよ」と言ってきたときにも、「例外」を作らずに対応できるルールを設定することが大事になります。
私も子供のころ、これらのルールで1年ぐらいゲームを取り上げられたことがあります。

どこに隠していたのか、戻ってきたときには真っ白だったファミコンが日に焼けて真っ黄色になってました笑

『ゲームは自制心の育みに役立つ!?』

≪ハマりやすい≫というゲームやタブレットの性質を逆手にとって上手く活用すれば、子供の自制心の育成につながると考えています。

『ゲームはやる。YouTubeも見る。でも、その日やらなければいけないことが残っているからやめることもできる。』この状態は非常に高い自制心がある証拠です。

『その日やらなければいけないことが終わるまで寝てはいけない。』ぐらいのルールがあれば、誘惑レベルが高いゲームに日々触れつつ、オンオフを繰り返すのは、非常にいい自制の練習になります。

このルールが甘いと『やらなければいけないことは分かっているが、やらなくても欲は満たせる』のでやらなければいけないことをやらずに、ゲームをやり続ける原因となります。

今の子供たちは、私たちの幼少時よりも、ずっと忙しい日々を送っていますから、際限なく好きなことばかりはやっていられません。

途中で切り替えなくてはいけない場面も多々あります。

こんなとき自制心が高ければ、やりたいこともやらなければいけないことも要領よくこなし、日々を過ごすことができます。

強い自制心は、現代っ子の大きなアドバンテージなのです。

今の時代、「頭がいい子」は、”認知能力/IQ”以上に”自制心”が高いことが分かっています。

魅力あるものがたくさんある現代だからこそ、自制心の高さが求められるのです。

ゲーム、スマホ、ネットはあって当然という今の時代。

無いに越したことはありませんが、ゼロにすることを考えるよりも、節度を持ってつき合うことが、将来の成功につながります。

そう考えると、ハマりやすいゲームは、”自制心を鍛えれるトレーニングマシン”のようなもの。

親がリードしつつ、子供に節度を教える場として、活用してみるのも手かもしれません。

今はまだ、スマホやゲーム機を子供に買い与えていないご家庭がありましたら今後、子供との喧嘩の原因や成績が落ちる原因になる物をわざわざ買い与える必要はないと私は思っております。

買い与えてもらっていない家庭のお子様は、自分なりに工夫して遊びます。

今までに私が実際に見たことのあるお子様では、段ボールを使ってゲーム機本体やリモコンなどを作成しソフトを抜き差しできるようにしたり何枚もの画面を作りオリジナルのゲームを頭の中でやっているお子様。

ゲームの攻略本だけを買ってもらい、攻略本を熟読して『ゲームをやりたい欲』を解消しているうちに実際にゲームを持っている友達よりゲームに詳しくなりゲームを持っていないのにゲーム名人として有名になるお子様。

このようなお子様は、学習面においても技術家庭や美術が得意になったり読解能力が高まったり、空間認識能力が高まったりといい影響が出ています。

『周りの子がゲームを持っているから、ゲームを持っていないうちの子はかわいそう』ではありません。

保護者様の与え方次第でお子様は今後、どのようにも転びます。

子供がいつまで経ってもゲームをやめないで悩む保護者様も、やることもせず自らゲームがやめられなく親に怒られてイライラしているお子様も、そうなったのは初めに買い与えた保護者様が原因となっております。

そちらの方がよっぽどかわいそうだと感じます。

既にゲームを買い与えてしまって困っている保護者様は今一度、お子様も保護者様も納得できるルールに見直していただきたいと思います。

ご家庭の中だけでは解決しない場合は面談等で個別の学習計画見直しなど随時対応させていただいておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

2019年8月21日水曜日

速読の様子

小学6年生、速読受講の様子です。
受講9か月目ですが解答までの速度がめちゃくちゃ速いです!
随時体験を募集しております。
お気軽にお問い合わせください。

2019年8月20日火曜日

漢字検定の合格者に合格証書を渡させていただきました

本日、漢字検定の合格者に合格証書を渡させていただきました。

9月の生活情報誌に掲載していただくため、カメラマンに来ていただきお時間が合う生徒のみでしたが集合写真を撮らせていただきました。

改めて合格おめでとうございます!!

次の検定でもこれを励みに頑張ってください。

今回不合格となった生徒は当日欠席の除きたった4名だけでした。

漢検合格に向けての学習が不十分だったことが明確となりました。

ギリギリ合格だった生徒もおりますが言われたとおりにちゃんと学習すれば必ず合格できます。

塾から渡されるその子専用のテキストは、病院の診察を受けてから渡される薬と同じです。

持っているだけでは効果はありません。

薬と同じように用法容量を守って正しく学習する必要があります。

唯一病院から出される薬と違うところは容量は必要最低限というところです。

学習はやればやるほど体感できるほどに効果は表れますので是非、言われた以上を目指してください。

中学生に関しては数学、英語は2学期までに最低学校で習ったところまで終わらせること。

2学期からは理科、社会、国語は次の中間テストのテスト範囲を先取りしていきます。

覚えることがたくさんあるので復習をしている暇はありません。

夏期講習からスタートした中3生は学校で習ってる範囲と受験勉強が2学期から始まります。
夏期講習以前から通ってくれている中3生の中には200ページ弱もある高校受験用のテキストを各教科最高3周も終わらせた生徒も出てまいりました。

目標が決まり、自分は今何をやらなければいけないのか分かった時点で覚悟を決めた生徒は、やる気次第で通常の何倍もの勉強をすることができます。

残り半年、悔いの無いようしっかり頑張りましょう!!

2019年8月19日月曜日

お盆休みの過ごし方

みなさん、お盆休みはいかがお過ごしだったでしょうか。

お盆休み中も怠けることなく勉強を頑張っていた生徒はお盆中に1教科100ページ以上も進めた生徒が多数おります。

あなたはどうですか?

塾から1日最低5ページは進めなさいと言われたけど、時間に余裕があるから1日10ページ以上進めた中3生と、言われた通り毎日きっちり5ページ進めた中3生。
どちらも頑張っているのはよく分かります!
毎日きっちり5ページ進めた中3生に限って言えば、もっともっと高みを目指してほしい!!
まさか、いないと思いますが休みの間、勉強をやっていない受験生は何を考えているのでしょうね?

受験生に限ってではありませんが、もらっているテキストが全問正解になるぐらい繰り返し学習を行い「もう飽きた」っていうぐらい勉強すればいいと思っております。

知り合いの塾では、受験生は朝の10時から夜の10時まで12時間塾で勉強することが必修となっているところもあります。

本気で高校受験を目指すのであれば、勉強以外のものをすべて捨てるぐらいの意気込みが必要な時もあります。

自分が目指している高校に余裕で受かる自信があるならまだしも、そうではなく志望校に合格できるかも、わからず「覚えられる気がしやん」とブツブツ文句を言っている生徒に限っては休憩中にスマホを触っている余裕があるのであれば、仮眠を取って体力回復させるか、英単語の一つでも覚えるべきではないでしょうか。

まだまだ必死さというか、まったく危機感がないのも事実です。
早く自覚をする必要があります。

自分の人生ですから、自らの努力で栄光を手にしてもらいたいものです!

名張市内の中学生の夏休みは本日を入れて残り10日です。

夏期講習前に予定を立てた通り進んでいる生徒はよく頑張りました!!もう少しだけ先を目指してみましょう。

予定通り進んでいない生徒はサボったツケが今になって響いてきているでしょう。残り10日必死にもがいて何とか目標達成させる努力をしてください。
みんな頑張れ!

2019年8月9日金曜日

自由意志による学習の凄さ!

1000問わり算あまりなしでテストしてもらいました。
結果12分28秒
100問を1分15秒前後で計算している速度です!
次も自らの意志で5000問わり算に挑戦するそうです。
言われてやる学習と違って自由意志による学習は本当に凄い!!

2019年8月8日木曜日

8÷2(2+2)の答えは・・・

SNSを見ていて上記のような記事が載っていました。

答えが「1」という人と「16」という人と別れているそうです。

動画を使って、丁寧に計算の仕方を説明するこのユーザーの答えは「16」。
電卓を使った結果の画像を投稿して、「1」だと主張する人もいます。

(2+2)を計算して4になった後、2×4を先に計算するのか、8÷2を先に計算するのかが分岐点のようです。どちらを先に計算するかで意見が真っ二つに分かれています。

この問題は、小学校で習う演算のルールがわかっていないと正しい答えにたどり着かない問題ですね。

答えはわかりますか?

中学校に上がってもこのルールが曖昧なお子様は、いくら公式や解き方を覚えても途中の計算で答えを間違えます。

そのような場合は思い切って小学生のわからないところからやり直すのが近道です。

夏休みが半分を過ぎようとしています。

苦手を克服するにはいいチャンスです。

苦手なとことがわからないようでは苦手を克服する勉強もできません。

ぜひ一度、三重進学ゼミで弱点診断をやってみてください。

お問い合わせはお電話、メールどちらでも構いませんのでお気軽にご連絡くださいませ。

2019年8月2日金曜日

受験生が夏休みからやるべきこと

先日は受験生以外でもやるべきことをかきましたが、今回は受験生がやるべきことです。

1年の休みの中で最も大きい夏休みをどう過ごすか、受験生は今の時期の行動にかかっています。

気が早いですが、受験の準備は今からしなくてはなりません。

受験に解禁はありません。

他のライバルを待っている暇はありません。

精一杯やってライバルに少しでも差をつけたいところです。

今日はそんな受験生が夏までにやっておきたい事柄を紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

≪基本事項を全て暗記する≫
いずれ覚えることは、今覚えましょう。

これは入試の鉄則です。

受験の8割は暗記で決まります。

そういっても決して過言ではありません。

覚える作業に才能はいりません。

必要なのは根気だけです。

あきらめなければ誰でもできることです。

基本事項を根気よく覚えるには、夏休みの今が絶好のチャンス。

早めの暗記は後になって必ず大きな差になるから今しっかり覚えきってしまいましょう。

受験前になって落ち着いて単語が覚えられるだろうか?

周りの人が入試の過去問を解く中、ひとりで膨大な量の暗記に集中して取り組めるだろうか?

中1や最悪、小学生で習ったことも忘れてしまっている人は、1日に100個もの単語を覚えないといけないなど、もうすでに計画が破綻してしまっている可能性があります。

なので覚えるタイミングは今しかないです。

夏休みの約50日でできるだけ多くの暗記をしっかり行いましょう。

間違いなく、2学期からの勉強の質も大幅にアップします。

基本の暗記がしっかり出来れば直前で必ず伸びます。

焦らずじっくり出来る今だからこそ落ち着いて取り組みましょう。

≪生活リズムを作る≫
2学期までに必ずしておくこと。

それは、自分だけの勉強リズムを作ることです。

何時間寝るのがいいか。

普段の生活の中でスキマ時間はどこにあるのか。

どの科目をどの時間帯にやるのが良いか。

これは、人それぞれです。

このペースを今、試行錯誤していきます。

夏休みの今のうちから生活リズムを整えていけば、夏の勉強は必ず捗る。

例えば寝坊しやすい人は一日を朝、昼、晩の3つに分けます。

こうすることで朝寝坊をしてしまっても立て直しやすいです。

学校までや塾までの登校、当塾時間が長い人はその時間にノート学習したノートや単語帳を開くことが出来るし、家が近い人はその分遅くまで勉強しても次の日の学校や塾にさしつかえありません。

このように生活環境や生活スタイル、性格や習慣、これは人によってそれぞれです。

合格体験記に書かれていることが全ての人に当てはまることは絶対にありません。

自分の生活に勉強を取り入れましょう。

自分だけの勉強スタイルを今のうちに作り出しましょう。

これはこの先受験が終わってからも一生の宝となります。

自分だけのリズムを確立すればこの夏、学力は飛躍的に向上します。

≪学習計画を立てる≫
受験は「計画を立てる」ことからまず始まります。

当たり前ですが「受かる」計画を立てて、それを実行します。

それができれば必ず受験に合格できます。

大事なのは「受かる」学習計画を立てることにあります。

正しい学習計画は第一志望の合格を必然にするのです。

学習計画を立てるに当たって大切なこと、それは自分の位置と自分のゴールを常に意識することです。

あと少しで出来ることを一つずつクリアしていきます。

受験はこれの積み重ねです。

これさえできれば誰でも合格できます。

そのための第一歩としてまずは中1からの問題を1周やり直してみましょう。

対策を練るにはまず敵を知ることです。

自分が各教科でわかる問題とわからない問題を明確にします。

1回目、わからない問題はいくら考えても答えは浮かび上がってこないので1,2分考えてわからなければ飛ばしてしまい答え合わせの時に解説を見て理解します。

そして、模試などを利用して志望校にどれぐらい勉強したら合格できるのか合格最低点を確認します。

そこからやるべきことは見えてきます。

敵を知ること、そして自分を知ることが大事です。

これこそが合格の秘訣であります。

偏差値の高い高校を目指すのであればそれに見合った勉強をしなければいけないですし、逆に偏差値が中または低であるならば高偏差値の勉強は最悪やらなくても合格はできます。

目指している高校以上の問題を解こうとして悩みちぎっているような、無駄な時間をかける必要はありません。

入試の過去問は直前から始めようと思っている人も多いと思いますが、夏休みの時期に1年分解いておくことをおすすめします。

緊張しないで息抜きのつもりで解いてみましょう。

思わぬ発見があるに違いありません。

苦手単元を紙に書き出して、やり終えたものから消していきます。

単純ですがこれも大切な学習計画作りのひとつです。

自分でどのテキストを使えばいいのかわかっている人はいいですが、本屋さんで『店長のおすすめ!』とか書いてあるPOPに目を奪われ適当に問題集や過去問を買ってきても自分はどこまでできていれば大丈夫なのか、なかなかわからないと思います。

何が『おすすめ』なのかわかっていますか?

高偏差値の高校を狙っているのに『店長のおすすめ!』はわからない人でもできる簡単な問題集かもしれないし、中学生の問題が全然わからないのに高偏差値の生徒向けの問題集かもしれない。

自分がならなければいけないテキストがわからないという人は塾で解決することができます。是非相談してください!!

そして苦手単元を見つけて、どんどん克服していく。

消えていく苦手単元が増えていくのが目で見えるので、自分の自信にもつながります。

必ず苦手単元を明確にしてください。

ひとつ注意ですが、計画は思い通りにいかないものです。

少しのズレがあったからといって絶対にあきらめてはいけません。

計画するには『自分はどれだけの量』が『どれぐらいの時間』でできるのか。などわかっていなけらばならないことがいくつかあります。

それがわかっていないで計画をしている間は、ただの予定表に過ぎません。

必ず狂ってきます。

ですが、今からでしたらその度に修正していけば大丈夫です。

ただ、予定より遅れてくる場合はその日やらなければいけないことを確実にやらない限り、当然後の方でしわ寄せが来るし受験のその日は変わらないので後伸ばしにすることもできず絶対に苦しい思いをします。

ですが自己嫌悪したり、投げ出したりしては絶対にいけません。

そのためにも今から計画表を作って、それを実行し、それを修正していく。

この作業に今から慣れていく必要があります。

これらを冬からやっているようでは遅いです。

以上が、受験生が夏休みの今からやるべきことです。

正しい計画を立てることと、生活リズムを整えることと、暗記をしっかりすること

当たり前だがどれも大切なことです。

1つでも欠ければ合格は遠ざかってしまいます。

来年の春になって後悔することのないよう、今はじめましょう。

取り戻す時間はまだあります。

焦らず、着実に、ですが怠けることなく日々を全力で頑張りましょう。