2019年8月2日金曜日

受験生が夏休みからやるべきこと

先日は受験生以外でもやるべきことをかきましたが、今回は受験生がやるべきことです。

1年の休みの中で最も大きい夏休みをどう過ごすか、受験生は今の時期の行動にかかっています。

気が早いですが、受験の準備は今からしなくてはなりません。

受験に解禁はありません。

他のライバルを待っている暇はありません。

精一杯やってライバルに少しでも差をつけたいところです。

今日はそんな受験生が夏までにやっておきたい事柄を紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

≪基本事項を全て暗記する≫
いずれ覚えることは、今覚えましょう。

これは入試の鉄則です。

受験の8割は暗記で決まります。

そういっても決して過言ではありません。

覚える作業に才能はいりません。

必要なのは根気だけです。

あきらめなければ誰でもできることです。

基本事項を根気よく覚えるには、夏休みの今が絶好のチャンス。

早めの暗記は後になって必ず大きな差になるから今しっかり覚えきってしまいましょう。

受験前になって落ち着いて単語が覚えられるだろうか?

周りの人が入試の過去問を解く中、ひとりで膨大な量の暗記に集中して取り組めるだろうか?

中1や最悪、小学生で習ったことも忘れてしまっている人は、1日に100個もの単語を覚えないといけないなど、もうすでに計画が破綻してしまっている可能性があります。

なので覚えるタイミングは今しかないです。

夏休みの約50日でできるだけ多くの暗記をしっかり行いましょう。

間違いなく、2学期からの勉強の質も大幅にアップします。

基本の暗記がしっかり出来れば直前で必ず伸びます。

焦らずじっくり出来る今だからこそ落ち着いて取り組みましょう。

≪生活リズムを作る≫
2学期までに必ずしておくこと。

それは、自分だけの勉強リズムを作ることです。

何時間寝るのがいいか。

普段の生活の中でスキマ時間はどこにあるのか。

どの科目をどの時間帯にやるのが良いか。

これは、人それぞれです。

このペースを今、試行錯誤していきます。

夏休みの今のうちから生活リズムを整えていけば、夏の勉強は必ず捗る。

例えば寝坊しやすい人は一日を朝、昼、晩の3つに分けます。

こうすることで朝寝坊をしてしまっても立て直しやすいです。

学校までや塾までの登校、当塾時間が長い人はその時間にノート学習したノートや単語帳を開くことが出来るし、家が近い人はその分遅くまで勉強しても次の日の学校や塾にさしつかえありません。

このように生活環境や生活スタイル、性格や習慣、これは人によってそれぞれです。

合格体験記に書かれていることが全ての人に当てはまることは絶対にありません。

自分の生活に勉強を取り入れましょう。

自分だけの勉強スタイルを今のうちに作り出しましょう。

これはこの先受験が終わってからも一生の宝となります。

自分だけのリズムを確立すればこの夏、学力は飛躍的に向上します。

≪学習計画を立てる≫
受験は「計画を立てる」ことからまず始まります。

当たり前ですが「受かる」計画を立てて、それを実行します。

それができれば必ず受験に合格できます。

大事なのは「受かる」学習計画を立てることにあります。

正しい学習計画は第一志望の合格を必然にするのです。

学習計画を立てるに当たって大切なこと、それは自分の位置と自分のゴールを常に意識することです。

あと少しで出来ることを一つずつクリアしていきます。

受験はこれの積み重ねです。

これさえできれば誰でも合格できます。

そのための第一歩としてまずは中1からの問題を1周やり直してみましょう。

対策を練るにはまず敵を知ることです。

自分が各教科でわかる問題とわからない問題を明確にします。

1回目、わからない問題はいくら考えても答えは浮かび上がってこないので1,2分考えてわからなければ飛ばしてしまい答え合わせの時に解説を見て理解します。

そして、模試などを利用して志望校にどれぐらい勉強したら合格できるのか合格最低点を確認します。

そこからやるべきことは見えてきます。

敵を知ること、そして自分を知ることが大事です。

これこそが合格の秘訣であります。

偏差値の高い高校を目指すのであればそれに見合った勉強をしなければいけないですし、逆に偏差値が中または低であるならば高偏差値の勉強は最悪やらなくても合格はできます。

目指している高校以上の問題を解こうとして悩みちぎっているような、無駄な時間をかける必要はありません。

入試の過去問は直前から始めようと思っている人も多いと思いますが、夏休みの時期に1年分解いておくことをおすすめします。

緊張しないで息抜きのつもりで解いてみましょう。

思わぬ発見があるに違いありません。

苦手単元を紙に書き出して、やり終えたものから消していきます。

単純ですがこれも大切な学習計画作りのひとつです。

自分でどのテキストを使えばいいのかわかっている人はいいですが、本屋さんで『店長のおすすめ!』とか書いてあるPOPに目を奪われ適当に問題集や過去問を買ってきても自分はどこまでできていれば大丈夫なのか、なかなかわからないと思います。

何が『おすすめ』なのかわかっていますか?

高偏差値の高校を狙っているのに『店長のおすすめ!』はわからない人でもできる簡単な問題集かもしれないし、中学生の問題が全然わからないのに高偏差値の生徒向けの問題集かもしれない。

自分がならなければいけないテキストがわからないという人は塾で解決することができます。是非相談してください!!

そして苦手単元を見つけて、どんどん克服していく。

消えていく苦手単元が増えていくのが目で見えるので、自分の自信にもつながります。

必ず苦手単元を明確にしてください。

ひとつ注意ですが、計画は思い通りにいかないものです。

少しのズレがあったからといって絶対にあきらめてはいけません。

計画するには『自分はどれだけの量』が『どれぐらいの時間』でできるのか。などわかっていなけらばならないことがいくつかあります。

それがわかっていないで計画をしている間は、ただの予定表に過ぎません。

必ず狂ってきます。

ですが、今からでしたらその度に修正していけば大丈夫です。

ただ、予定より遅れてくる場合はその日やらなければいけないことを確実にやらない限り、当然後の方でしわ寄せが来るし受験のその日は変わらないので後伸ばしにすることもできず絶対に苦しい思いをします。

ですが自己嫌悪したり、投げ出したりしては絶対にいけません。

そのためにも今から計画表を作って、それを実行し、それを修正していく。

この作業に今から慣れていく必要があります。

これらを冬からやっているようでは遅いです。

以上が、受験生が夏休みの今からやるべきことです。

正しい計画を立てることと、生活リズムを整えることと、暗記をしっかりすること

当たり前だがどれも大切なことです。

1つでも欠ければ合格は遠ざかってしまいます。

来年の春になって後悔することのないよう、今はじめましょう。

取り戻す時間はまだあります。

焦らず、着実に、ですが怠けることなく日々を全力で頑張りましょう。