みなさんは、『学力が高い人』と『学力が低い人』または『何でもできる人』と『できない人』の違いって、どこにあるかご存じでしょうか?
『生まれた時からの才能』と思われる方もいるかもしれませんが、実は違います。
学力が低い人は、『学力が高い人は絶対にやらないある習慣』を日常から行っています。
それは『考え込む』という習慣です。
『わからない』に抵抗がない成績が良い生徒たち
「えっ、考えるって大事なことでしょ?」と思われる人も多いでしょう。
そうです。
確かに『考えること』自体はとっても大事なこと。
しかし、ひと口に『考える』といっても適切な加減があります。
『考える』ことはいいことですが、『考え込む』ことはまったくの無駄です。
あまりに長すぎる時間をかけてもダメですし、上手にやらなければ、逆効果となってしまいます。
なぜなら『考える』ということは問題を解決するための手段でしかなく、『考える』という行為自体には意味がないからです。
学力が低い生徒ほど1問にかかる時間が長い。
問題がわからないからと30分考え込んでもその問題は解けるはずがない。
私が勉強のやり方を教え、教えた通りにやってきた生徒は、みんな このことをよくわかっており、とても上手に考えます。
自分の知っていることを『わからないこと』と『わかっていること』に分けたうえで、『なぜわからないのか』『どうすればわかるのか』に焦点を絞って考えるおかげで、短時間で結論に辿り着くことができます。
そして、『わからない原因』が考えてもわからないものなら、即座に本を読んで調べたりパソコンやipadなどを使用し解決させます。
東大生が主役のクイズ番組などを見ていると『東大生はいろいろな雑学に精通していて、たくさんのことを知っている』という印象を受けますね。
だから、『いろいろなことを知っている彼らは質問なんて全然しない!』と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか? でも、実はそれは大きな間違い。
むしろ東大生は調べものばかりして暗記しまくって生きている人たちなのです。
彼らは何気ない雑談の中にも疑問に思うことがあったなら、それをすぐに質問してきます。
「え、それってなに?」「それってどういうこと?」というように、自分がわからない、わかっていないことをさらけだすことに対して、まったく抵抗を感じていないのです。
『わからないことをそのままにする』ことはコスパが悪い?
彼らは、わからないことを ありとあらゆる手段を駆使し、自分の力で考えられるところまでは自分でしっかりと考えたうえで、自分の力だけでは解決が難しい部分を特定し、先生に質問をしています。
自分の力だけで問題を解くことにこだわって一人で考え込むよりも、自分よりもずっと力や知識のある人に協力してもらって問題を解決したほうがずっと効率的だということを理解しているわけです。
ですから、彼らは『自分のわからないことを認める』ということに対して、まったく抵抗がありません。
『効率の良さ』をもとめると、すべての能力が上がる
私も効率よく勉強や仕事、作業などをするということを意識していく中で、「わからない問題があったら3分だけ考えて、方針も浮かばなかったらすぐに解説を見たり、解説を見ただけでは理解できない場合は調べものをしまくって解き方を確認する」ことを徹底して行っておりました。
好きなことをやりたい!でも勉強や、仕事など やらなければいけないことがたくさん残っている。
それらをうまく解決するため、いかに効率よく記憶したり、仕事や作業を終わらせるかという効率性を何十年も追求しつづけてきました。
膨大な範囲の勉強や大量の仕事をする上で、自分にとって何よりも重要なのは「時間の使い方」であると理解していたからです。
とにかく無駄を省くことで、効率的に学力や仕事の効率を上げることができました。
勉強に関しては考えることは解説を見たあとでもできます。
解説がある問題なのに、それを見ずにわからないことをいつまでも考え続けるのは時間の無駄。
なかでも学生時代、時間の無駄の中でも大きい無駄は一斉授業だと思っています。
学校や塾の一斉授業はできる生徒とできない生徒の間をとった授業内容となっています。
なので
授業の内容がわかっている生徒はわかっているにもかかわらずボーっと授業を聞いているのは時間の無駄。
逆に、授業の内容が全くわかっていない生徒は先生の言っていることが全く理解できていないまま授業を聞いているのも時間の無駄。
そんなことだったら、わかる生徒は新たな難題にチャレンジするか、新しい単元に進めばいいし、わからない生徒はわかるところに戻ってやり直したほうが時間は有効に使える。
仕事だったら考えていても作業は進まないので、今思ったやり方でやってみて
やり終わってから、どこの動きを変更したらもっと早くできるようになるか考える。
今までに無いことにチャレンジしていく仕事だったら無駄だったかもしれないことをやりながらトライ&エラーでどんどん良くしていくしかないですが、勉強のように自分がわからないことに答えがあるのであれば、解決する手段はそれを調べることのみです。
しかし、意外とこれに気づかないまま、『どうやったら効率良く暗記できるのだろう?』『どうやったらテストで良い点が取れるんだろう?』と一人で考え込んでしまう生徒は多いものです。
私たちはみんな限られた時間の中を生きているのですから、時間も可能な限り効率よく使ったほうが、要領よく人生を生きていけます。
まずは、自分のわからないことを素直に『わからないから、それについて調べる』ところから始めてみるのはいかがでしょうか。
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