2020年5月13日水曜日

学校休校、自粛期間中の学習対応の風景

こんばんは、前回のブログから珍しく1か月程度空けてしまいました。

毎回、楽しみに読んでいただいている皆さん、大変申し訳ございませんでした。

4月20日から名張市の学校でも休校となってしまい5月31日まで続くようですが5月7日から出席番号やクラスによって時間や日を開けて登校する日が出てまいりました。

自粛期間中に三重進学ゼミではどのような勉強をしていたのかお知らせしようかと思います。

まずは、前学年までの復習と今学校で習っている範囲までの演習をテキストを使い毎日学習。

そして、塾で行っておりました、システム教材を使った学習も同時で行っておりました。

システムを使った学習に関しては最低、通塾日の通塾時間に学習することを基本とし学習意欲のある生徒に関しては、『受講教科の追加』や、『通常の授業時間以外の時間を使って学習してよい』こととして5月6日まで学習を行ってもらいました。


まずは、いつも通り課題を印刷します。
印刷し終わったら、このプリントを写真にして生徒のLINEに送ります。
送られたプリントを生徒はご家庭で印刷または画面上も問題をノートに解きます。
解き終わったら間違えた問題を先生に伝えます。

 



先生に間違えた問題を伝える、『伝え方』は自由としました。
ただ、『先生がわかるように伝えること。』と教えました。
そうすると、先生が分からなければ『どの教科のどの問題かわかりません。』と返されないようにみんな考えます。

教科名と第何回、を入れる生徒や
見えるように写真を撮って送る生徒
様々でした。

送られてきた、間違えた問題はLINEを確認しながら先生が採点します。

採点し終わったら、再びいつも通り印刷をします。

印刷された問題をまた、写真にしてLINEで生徒に送り返します。

これを繰り返し、全問正解した生徒は全問正解と報告してもらい、間違えた問題がある生徒はまた教える。
このようなやり取りで、学習をしてもらっていました。

学習が早い生徒は基礎問題1300問程度が終わり応用問題と同時で学校の先取りで、次の単元の映像をLINEで送って学習してもらいました。
映像を見たことを連絡してもらい、その単元を基礎問題を送ります。
前学年までの復習と学校で習っているところの応用問題、学校を飛び越えた基礎問題を同じような形で学習してもらった結果、5月6日時点で1学期が終わる範囲ぐらいまで進んだ生徒もおりました。


今回の自粛中の学習で良いことが沢山ありました。
たとえば、普段LINEでの連絡は保護者様とのやり取りがほとんどでしたが、生徒とLINEのやり取りをしていて思ったことは『これは、国語などの文章読解や記述問題の練習になる』と感じました。

先生は、文章で生徒に説明をします。
生徒はその文章を読み解かなくてはいけません。
これは、文章読解力の強化に繋がると感じました。

生徒は、先生に報告や質問をしないといけません。
先生は、その文章を読んで文章的におかしなところや疑問に思ったことを生徒に『いつの問題?』『どの問題?』『何の問題?』『今の文章では、何を言っているのかわからない』と質問しまくります。
生徒は先生にわかりやすいように文章を送ってくるようになります。

『いつ、どこで、だれが、何を、なぜ、どのように』
これらを入れ1撃で先生に納得してもらう文章を送ります。
このやり取りは文章を書く練習になると感じました。

このやり取りは保護者様からも『子供から「先生とのやり取りめちゃくちゃ質問で返されてめんどくさいけど最近どうやって送ったらいいかわかってきた」と言ってました笑』との話もチラホラありましたので『どのように文章を組み立てたら正しく人に伝わるのか』という練習の効果はあるように感じました。


さて、当塾は演習型の完全個別指導塾なので通塾中も授業を一切行っておりません。
これは、先生を前に授業を行っている集団塾や先生1人に対して1人~数人を教えている個別塾とは全く違う学習指導スタイルです。

当塾の指導方法は何でもかんでも一旦は自分で考えてもらいます。
自分で何をどうするのか考える。
失敗したら、なぜ失敗したのか考える。
次、失敗しないためにどうすればいいか考える。
成功を人に伝える。

嫌なことから逃げるための意見に関しては『本当にそれでいいのか?』と尋ねます。
ですが先生は、よほどのことが無い限り『いいよ』と言います。

自分で決めて、できたら嬉しいです。
『じゃ、もっといい方法はないの?』と尋ねるともっといい方法を考えるようになります。

自分で決めて、できなかったら悔しいです。
『じゃ、どうやったらできるようになるかな?』と尋ねると失敗した原因を確認して次に失敗しない方法を考えるようになります。

「先生、できました!」と報告してくれたら
『凄いやん!自分でできたね!』と先生は褒めます。

この繰り返しにより、子供はもっと『凄いこと』を常に考えて生活するようになります。

この感情が育った子供たちは将来、自分の考えたことに沢山チャレンジして、とても素晴らしい社会を作ってくれると思います。

この、緊急事態宣言後の社会
アイデアをたくさん出して頑張っている人
政治や社会に対して文句ばっかり言ってる人

三重進学ゼミの生徒は前者の人間が沢山いると感じます。

私が塾に関わって3年、三重進学ゼミができて1年が経ちました。
関わってきた子供たちが活躍するのが本当に楽しみです。

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