2019年5月26日日曜日

予防学習をしましょう

皆さんは『生活習慣病』という言葉をテレビや病院等で聞いたり目にしたりしていると思います。

では、『生活習慣病』とはどんなことを言うのでしょうか。

生活習慣病とは、不規則な食生活や食べすぎ、運動不足などの生活習慣が原因で起こる病気の総称で、不規則な食生活や食べすぎ、運動不足のほか、塩分や脂肪の多い食事、カロリーの高い食事、偏食などが原因で起こります。
生活習慣病の中でも、高血圧、脂質異常症、糖尿病はほとんど自覚症状がありません。しかし、これらの病気は放っておくと血管が硬くなり、血液がうまく流れなくなったり、つまったりする動脈硬化を引き起こします。動脈硬化が進むと、脳梗塞や心筋梗塞、さらには突然死の引き金となります。
生活習慣病の治療の基本は、食事療法と運動療法です。
塩分控えめで、バランスのよい食事を心がけること、なるべく外食を避けて、規則正しく食事をとること、食べすぎないことなどが予防につながります。

と、ザックリですがこのようなことが言われております。
歯科業界の『予防歯科』と言う言葉も見たり聞いたりしていると思います。
これも同じように、虫歯にならない予防をしましょう。と言っております。

では『基礎学力』には予防は必要ないでしょうか?
いいえ、絶対に必要です。
『生活習慣病』になつ例えで表すと

基礎学力低下は不規則な生活や遊びやゲーム、部活のやり過ぎなどの生活習慣が原因で起こることを言います。
基礎学力低下の中でも算数数学の四則計算、漢字の読み書きは【凡ミス】と言われ、ほとんど自覚症状がありません。
しかし、これらを放っておくと学年が上がるにつれて新しい単元を習っても計算することができなくなったり、漢字で書いたり本をスラスラ読んだりできなくなり、さらには中学校の定期テストで赤点を取る引き金となります。
学力低下の治療の基本はわからないところから学習し直すことと、繰り返すことです。
ゲームや遊びは控えめでバランスの良い学習を心がけること、規則正しく自分の好きなことをすること。
遊びすぎないことが予防につながります。

例えてすぐにわかる事例では
本を早く読める人に「本を読むのが好きですか?」と尋ねると、まず「好きです」と答えが返ってきます。
なぜだかわかりますか?
それは毎日でなくても頻繁に本を読んでいるからです。
マンガが好きな人も読むのが早いです。
何度も単行本を読み返して、何ページの誰が何と言ったかまで覚えている人も少なくはありません。
これらを学習に生かすことができればとても効率よく学習をすることができます。

本が苦手な人は字を読むのに時間がかかります。
それは、一文字一文字読もうとしているからです。
読むことに慣れていないので同じ行を何回も読んだりもします。
また「こんちには!」の言葉を「こんにちは!」と読めた人は読解力があると言えます。
人間は言葉の最初と最後がわかればだいたいで読めます。
それが「こんちには!」とまともに「こんちには!」と読んでしまっているようでは読解力がなく何を伝えたいのか読み取ることができません。

では、次の文章は読めるでしょうか?

この ぶんょしう は いりぎす の
ケブンッリジ だがいく の
けゅきんう の けっか にげんん は
もじ を にしんき する とき その
さしいょ と さいご の もさじえ
あいてっれば じばんゅん は
めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる
という けゅきんう に もづいとて
わざと もじの じんばゅん を
を いかれえて おまりす。

上記文章をスラスラと読むことができたでしょうか?
本を読むことが苦手な人ほど読めなくて文章の意味が理解できず辛くなり、途中で読むことをあきらめてしまう人もいます。
ですので、応用問題も大事かもしれませんが基礎の学力がなければ応用問題なんてとてもじゃないですが答えることはできません。
三重進学ゼミでは小学生は百マス計算は必ずしていただき、問題を見た瞬間に答えが見えるトレーニングと選択にはなりますが漢字の読み書きを中心に学習していただいております。

小学校での成績は、そのまま中学校での成績に繋がります。
小学校での成績があまり良くない生徒が中学校に上がって成績で5が取ることができるかは想像できると思います。
小学校で100点が沢山取れているうちから予防学習をしましょう!
成績が下がってからのやり直しはお子様も辛いです。
当塾の生徒でも泣きながら勉強をしていた生徒もいます。
ですが、やり直しが終わるころには笑顔になり自ら学習計画を行い進んで学習できるようになります。

保護者様は勉強しなさい!と言わなくてもよくなります。

ご家庭でお子様に絶対に言ってはいけないNGワード知ってますか?
わからない保護者様、是非お話を聞いてください。